葉酸豊富な豆乳はイソフラボン過剰摂取に注意
豆乳は女性に人気の飲み物です。
ダイエット効果や美容効果があるだけではなく、健康維持に必要な葉酸が多く含まれています。
妊娠中には葉酸がとても大事なので、豆乳から葉酸を摂ろうという方もいらっしゃるかもしれませんね。
葉酸が豊富な豆乳ですが、摂取量に気をつけなければいけません。
それは、大豆イソフラボンが原因です。
妊娠中に大豆イソフラボンを過剰に摂取すると、卵胞ホルモンであるエストロゲンの量が増加します。
そうなるとホルモンバランスが乱れて、胎児の発育に影響を及ぼしてしまう危険性があるのです。
また大豆イソフラボンはフラボノイドの一種なのですが、胎児のDNA構造を適正に保つトポイソメラーゼⅡを妨害するともいわれているのです。
豆乳の過剰摂取は、妊娠していなくても危険です。
大豆イソフラボンを過剰に摂ると、乳がんを発症する危険性があります。
豆乳摂取量に特に気をつけなければいけない妊娠中は、どのくらい豆乳を飲んでも良いのでしょうか。
豆乳の量を考える前に、他の食品に含まれる大豆イソフラボンの量を考える必要があります。
大豆イソフラボンが含まれる主な食品は、豆腐、納豆、醤油、味噌、きな粉。
豆乳以外にもこれらの食品を摂取する可能性がある場合には、豆乳の量を一日一杯におさえておきましょう。
豆乳は毎日飲まなくても良いかなという方は、二日に一杯の程度だと安心です。
妊娠中に葉酸を摂りたいという方は、リスクのある豆乳からではなく葉酸サプリを活用することをオススメします。
葉酸サプリは、豆乳を過剰摂取したときに起こりうる様々なリスクがありません。
摂取量を守っていれば、副作用の心配もありません。
妊娠中以外で、豆乳から葉酸などの様々な栄養を摂りたいという方は、先ほども述べたように摂取量に気をつけて飲むようにしてくださいね。
和食には多くの大豆イソフラボンが含まれているので、和食を食べる機会が多いという方は豆乳の摂取量に気をつけると安心です。