葉酸を摂りたいなら白米より玄米
葉酸を食物から摂ろうと思ったら、玄米がオススメです。
「ご飯は白米」を食べているという方が多いと思いますが、白米よりも玄米の方が栄養面で大変優れています。
妊婦さんに必要な葉酸の量も、白米は12μｇですが、玄米は27μｇ。
玄米には、白米の倍以上の葉酸が含まれているんです。
この他にも、玄米は白米よりも上回っている栄養がたくさんあります。
白米よりも上回っている栄養は、たんぱく質、カリウム、カルシウム、鉄、ビタミンB１、不溶性食物繊維です。
カロリーは、白米よりも玄米の方が低いのです。
玄米の健康効果は、便秘解消効果、デトックス効果、ダイエット効果、美肌効果、アンチエイジング効果です。
玄米には、フィチン酸というものが含まれています。
発芽する前の玄米に含まれているフィチン酸は、鉛や水銀などの重金属と結合して、体内の有害物質を排出する働きがあるんです。
食品添加物を排出する作用があるので、体内をキレイにしてくれるんですよ。
様々な栄養や健康効果を見てみると、白米よりも玄米の方を食べたくなりますよね。
しかし、玄米食にする上で気になることが一つ。
それは玄米の食感です。
玄米を美味しく炊くポイントをご紹介しましょう。
玄米を洗ったら水に浸けるのですが、付ける時間は二～三時間（できれば八時間以上）浸けてください。
水加減は多めにしましょう。
白米の場合は米一合に対して水180ccですが、玄米の場合は米一合に対して水300ccになります。
とても水の量が多いので心配になりますが、この水加減を守ると美味しく炊けます。
最後に、玄米を炊くときには塩をひとつまみ入れてください。
塩を入れることで、ぬかの苦味が緩和されて、ぬか層を柔らかくして水の吸収率を上げてくれるんです。
以上、三つのポイントを押さえて炊くと、おいしい玄米をいただけます。
玄米は葉酸をはじめとする栄養をバランス良く摂ることができます。
白米も良いですが、玄米を食べる回数を少しずつ増やすと良いですよ。